2018年3月16日金曜日

モンクレの英国菓子


10年以上前、英国の伝統的な焼き菓子をつくり、横須賀市秋谷の自宅でふるまう英国人グレンさんに知り合った。英国の家庭でつくられ、紅茶に合う菓子は数えきれないバリエーションがあり、200年以上前のレシピが継承されていること(ここ7年来、TV番組『ベイクオフ』の影響で、英国ではホームベイキング・ブームなのだとか)を彼から教わった。グレンさんはすでに秋谷には居ないが、あの素朴でおいしい焼き菓子をまた食べたいなぁとぼんやり考えていたら、東麻布で英国伝統の焼き菓子づくりの教室をメインにしつつ、月に2回ほど販売もおこなう英国人ステイシーさんの存在を知った。グレンさんと同じく、英国のおいしいお菓子を広めたいというパッションを感じ、じっくり取材させてもらった。明日は3度目のアトリエ兼ショップ「モーニングトン・クレセント(略称モンクレ)」訪問。1~2時間待ちは必至という開店前の長い行列に加わり、お菓子を買い、撮影し、味わい、レポートの最後に私感を書き添えるのだ。3月20日のイースターにちなんだ特別なお菓子がならぶだけに、当日は外国人客もたくさん押し寄せそうという予測もアリ。焼きたてのスコーンと、シンプルなフルーツケーキ数種、それになんといってもイースター直前の今日、グッドフライデーに焼かれるであろう『イースター・ホットクロスバンズ』。買いたいお菓子は決まっているけれど、並んでいる間にすべて完売ということもあるそうだから、はたして無事入手できるのか、とてもドキドキしている。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH.