2018年1月12日金曜日

一色の中性色


葉山一色界隈には、道端に常緑の植物が真冬も茂る。緑色は暖色でも寒色でもない、中性色と定義されるらしいけれど、この色から元気をもらえるから「元気色」と讃えたい。


南西からの潮風を浴びても枯れず、極度の乾燥に講じて厚い葉の内部に水分を蓄えるタフな植物たち。生垣として植えられている景色をあちこちで目にする。


県立近代美術館、しおさい公園まわりの松。その凛々しさに背筋が伸びる。


うちの前に植えた月桃。沖縄以南の植物なのに寒さにめげず、鮮やかな緑色を保ちながら、この真冬にいっそうと勢力を伸ばしている。植物はたくましい。


地域の緑に活力をもらって、暖かな土間に還る。太田 潤さんが吹いたモスグリーンのシェイドを少し下げて、漆喰壁により広く緑が映るようにアレンジした。本来の自分なら乳白や透明のシェイドを選ぶところだが、迷わずこの深みある色合いにしてよかった! 潤さんの吹きガラスは冬も心をじんわりと温めてくれる。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH.
MACRO-ELMAR90mm