2017年12月10日日曜日

吹き硝子ランプシェイドをカスタム 後編


世田谷・尾山台「手しごと」を介して入手した太田 潤さんのランプシェイド。そのランプコードを鎌倉・二階堂「FIVE FROM THE FROUND」成塚さんにカスタムしてもらい、僕の家の土間で使えるようになった。自分のこと細かな希望に沿う特注品を何度か入手してきたけれど、このランプセットを迎え入れた夜は興奮でなかなか寝られないほど格別な悦びとなった。自分にとっての大きな夢をかなえた想いがする。


ダイニングテーブルを明るく照らしたかったので、きわめてほのかな照度のエジソンバルブ電球ではなく、まずはパナソニックの実用的なLED電球を選んだ。E17口金仕様。


ランプコードの長さは3m70cmと長めにした。シェイドの高さを自在に調整できるよう、家にあったイタリア製クライミング用滑車をかませた。


余ったコードを近所の船装店で求めたヨット部材に留め、ベークライトと陶器、木で構成されるスイッチを柱に固定。ビスもなるべく目立たないものを成塚さんに支給してもらった。このフランス製スイッチをON/OFFするときの「パチン!」と鳴る音、感触が懐かしく、そして最高に気持ちいい。日用品っぽいさりげない雰囲気も自分らしい。このスイッチを選んでよかった!


そして夢のランプを灯す。吹き硝子の泡が浮かびあがり、背後の漆喰壁に淡い緑を映す。毎日の食卓に手仕事の味わい、温かみある彩りがもたされ、劇的な空間に。朝晩、この光の下で過ごす時間が楽しい。太田潤さん、「手しごと」の山藤さん、久野民樹さん、「FIVE FROM THE GROUND」の成塚夫妻に深謝!

LEICA M-E , MACRO-ELMAR90mm f/4
SIGMA DP3 MERRILL 75mm f/2.8