2017年11月20日月曜日

20年ぶりのポジフィルムに感嘆


20年前、雑誌社に勤めていたときは、取材でのスタンダードな撮影フィルムだったフジフイルム「ベルビアRVP100」。週末の散歩スナップに使い、現像仕上がりをライトボックスの透過光で観て感嘆。特有の発色のよさに加えて、120フィルム(ブローニー)ならではの精緻な表現に心底驚いた。やわらかく淡くデフォルメされるネガフィルムとは異質のリアルな描写。空気の清らかさと穏やかさ、光の透明感、陰影。海辺の美しい世界をありのままに捉えていた。写真を観てこんなに心揺さぶられたのは久しぶりだ。しばらく大事な撮影はハッセルブラッドとポジフィルムを選択しようと決めた。

有楽町ビックカメラは120ポジフィルムの現像が2日ででき、料金は税抜600円。
フジフイルムには120ポジフィルムの製造・販売の継続を祈るように願うばかり

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. f/1.4