1年ぶりに雑誌を買いました。仕事場に向かう途中のメトロ通路、いつもの場所に貼られたポスター。その特集内容に惹かれて、中身を確かめずに求める。立ち読みしてからだと、本当に必要な情報なのか、誌面構成の細部まで確かめてしまい、結局、今の自分には必須と思えず、そのままページを閉じてしまう。
以前はひたすら憧憬の眼を向けていた、あの雑誌もこの雑誌も、購読へと気持ちを向かわせてくれない。買う、買わないの自己基準がきわめて厳しくなっている。加齢のせいか、内容の問題なのか。ともあれ、最新の『ポパイ』は情報、ビジュアルとも自分の仕事にプラスになるものが多く、買ってよかった。休日や眠りにつくまえの時間、この一冊がこれほど気分をよくしてくれるとは。そんな感覚、久しく忘れていました。
LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. f / 1.4
