2017年2月28日火曜日

残りの福々


鎌倉「もやい工藝」の「小鹿田焼展」で買った焼きものはもうひとつ。坂本浩二さんの筒花瓶です。大きな壺づくりの名手である浩二さん。この花瓶の造形もどっしりと安定感があり、高い技工で制作されています。3種残っていて、迷いに迷いましたが、胴がくびれたセクシーな飴釉、打ち刷毛目伝統文様をチョイス。いちばん地味な印象ですが、文様の正確なリズムと温かみのある色合いに、眼が心地よさを感じました。


家に帰って、しばらく不在で困っていたカトラリー容れとして活用。食卓のイームズ・ラウンドテーブルのそばに置いて、食事やくつろぎの時間に眺めます。憩いの場に落ち着きと華がもたらされました。日常にさりげなく溶けこみながらも、色とかたち、文様が空間のアクセントになる。小鹿田焼のうれしい魔法です。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. / f1.4
SIGMA DP3 MERRILL