2016年12月6日火曜日

電子レンジ・オーヴンで使える民藝


ぼくの知る限り、電子レンジでもオーヴンでも(安心して)使える、はじめての民藝の器。鎌倉「もやい工藝」のスタッフが実際に試して太鼓判を押されたので、たまらず欲しくなりました。伊賀丸柱、カネダイ4代目、大矢正人さんのアイデアで生まれた、現代の用にフィットする、おひつ。耐熱性を上げるために南アフリカの鉱物、ペタライトを陶土に混入させる製品が多いなか、これは純粋に伊賀の陶土のみでつくられたのだそう。土の特質である、やわらかい白が活かされています。白色にまず惹かれましたが、自分はご飯を電子レンジで温めるほか、チーズケーキをこれで焼いてみたいと考えたので、ケーキとの相性から飴色を選択。しかし、今でも白への未練を抱えています(笑)。


スタッフのOさんは日常的にケーキづくりを愉しまれている方。生クリームを用いず、マスカルポーネチーズを使うレシピを伺い、惹かれ、真似することにしました。Oさんはぼくが購入したのと同じ、飴色の2合サイズを愛用されています。そのおひつでチーズケーキをつくるための基本レシピは・・・

[材料]
クリームチーズ220g、サワークリーム70g、マスカルポーネ100g、グラニュー糖75g、
バニラビーンズ1/3本分(さやからしごき出す)、卵2個、コーンスターチ10g

*Oさんは上記よりもクリームチーズ少し少なめ、サワークリーム多め、
バニラビーンズ多めにアレンジ。グラニュー糖の方が簡単に混ざるので使用しているそうです

[手順]
1.室温に戻して置いたクリームチーズにサワークリーム、マスカルポーネを入れて混ぜる。
2.グラニュー糖、バニラビーンズを入れて混ぜる。
3.よく混ざったら、ときほぐした卵を2回くらいに分けて入れ混ぜる。
4.コーンスターチをふるい入れて混ぜる。
5.型に入れ170℃、40分位の湯せんで焼く。
6.粗熱が取れたら、おひつの蓋をして冷蔵庫でよく冷やす。

*おひつの蓋は冷めたご飯を電子レンジで温めるときにはかぶせますが、オーヴンで焼くときはかぶせません。
またぼくは、160℃で75分で焼き、湯せんはしませんでした。
Oさんいわく、チーズはメーカーにより、味が違うので、
メーカーごとに違う味に仕上がるとか。そう、楽しげに言うOさんの熱情がまたいい!



じゃーん! ぼくも上手にできました。型で焼くよりもふっくら仕上がるというOさんの言葉通り。伊賀の土の作用でしょう。粗熱がとれたら、蓋を閉めて、そのまま冷蔵庫に仕舞えるのが便利。蓋を閉めると保温性、保温力が高いのも、伊賀丸柱の佳さ。



マスカルポーネの風味がじつに洒落ていて、またもや気絶しそうな旨さ! 年末年始も、じゃんじゃんつくっちゃおう。新年の実家めぐりで持参しても悦ばれるかも、と心躍ります。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. / f1.4
MACRO ELMAR90mm / f4